【姿勢改善例2】兵庫県 40代男性 ダンサー I・Sさま ロルフィング10シリーズレポート

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セッション1

☆施術前の状態

前日、前々日と朝から晩まで指導、自分の練習、パドドゥ(女性と組んで踊るもの)が続き、当日も練習後にかけこむ。純粋に疲れが溜まり体の調子は良くない方。

  1. 頸椎上部の硬さは寝ている時でも感じるほど。
  2. パドドゥのリフトを繰り返し行い背面全体の動きが硬くなり、自分でケアしたものの追いついてなく、ほっておけば腰にきそうな感じ。
  3. 股関節の動きも鈍く、膝に負担がかかってきている。
  4. 右ハムストリングが伸びにくい
  5. 右足踵は内に傾き、両足の前アーチが落ちている。
  6. 右手の内旋に抵抗を感じる

自己評価としてはこれくらい悪かったです。これ以外の、施術前の質問による気付きは

  1. 深呼吸の、特に吸気に抵抗を感じる
  2. 歩くと右腕の振り幅が大きい(安定していない)
  3. 右足の着地がかなり内反気味

でした。あとは、少し意識をしないと背中が落ちる感覚もありました。

☆施術中

空調、ベッドが気持ちよくリラックスできました。施術前にゆっくり先生とお話ししているので、気持ち的にも信頼感を持ってリラックスしました。胸部は右から施術がはじまり(右のほうが左より動きが悪かった)、しばらくのち深呼吸をすると、明らかに空気が流れ込んでくる感じが左よりスムーズでした。左右終わったのちには、はじめて呼吸が頭まで入るという感覚を体感する事ができました。これは素晴らしい体験です。慣れてくると施術のタイミングで呼吸を合わすというか流れを添わす(こういう表現しか思いつかないです💦)と、施術箇所が広がる感じがしました。これも初めての経験で面白かったです。これほど長くベッドでリラックスしながら自分の体を見つめるというのも普段はない事です。

☆施術後

呼吸をすると体全体に空気が入り、力まずに立てるという感覚が生まれました。各部分も協調しあってスムーズに動く感じです。より地面を感じて立てました。帰路、歩くごとに新しい体の流れが馴染んでくる感じです。とにかくなめらかに体が動かせるのが気持ちいいですね。首が、頭全体から緩んでいるようです。おしりからハムストリングが解放されて足が前にでる感じです。次回も楽しみにしています。

2/4

リラックスしてぐっすり眠れて良かったです。バレエレッスン後:手の上がり、特に右手挙上時とてもなめらかに肩甲骨からの動きを感じる。右足首は左に比べまだスムーズではないが、歩いている時に、ほんの微細な動きだが脛骨腓骨下部の動きが今までと違う感じがする。動かなかった部分がうごいてるような…息をする時に頭まで空気が入る感じを大切にし、意識的にもそうするようにしている。右足ルルベの安定感は昨日のレッスンより良い。プリエ時の不安定感は残る。

2/5

良く眠れた。朝クラス、昼間パドドゥ、夜コンテ。

2/6

足りないもの:足指をそらす可動域。胸椎伸展をメインに、脊柱全体の可動域。左腕内旋(後ろで手がくめない)。

2/8

正座時の右足首の歪みがいつもよりマシ。踊る時の体の動きが最近の中では一番スムーズ。気になるところ:股関節内旋が苦手。

2/10

今日は全体の動きが悪い。パドドゥ、リフトの後は体を丸める動作に柔軟性がなくなる。

2/12

昨日はパドドゥがなく、自分のメンテナンスに使えたので体は軽くなった。

気になるところ:右の後脛骨筋、もしくは長趾屈筋が固まりやすい固まっているときは右足首近くからが冷える。

しばらくさすって緩めるとましになる。右のほうがハイアーチ。アーチアライメントが崩れると立方骨が下方にずれるという。たしかに左と比べてずれている。内アーチのしなりも固い。右腓骨頭が左より出ていて床面に対して下に向けた時あたって痛みがある。右足接地は以前よりも改善されています。

2/14

午前中からパドドゥ。演目は激しい方。以前より体の動いていない所がわかるようになった感じがあり、アップ時間の短縮ができた。この日は調子よく終わるが、明日ダメージはありそうだ。

2/15

朝起きた時の首と背中はやはり痛い。胸と肩甲骨のエクササイズを行いましになる。午前中からはレッスン指導、夜はコンテンポラリー。コンテでは倒立系が多い。なんだかんだと体はよく動いていた。

2/16

朝はまた首が痛いが、これも大体胸周りの調整でなんとかなる。今日はフロアバー 3クラスバラバラの場所で指導。2/14のパドドゥのダメージから回復してきている。ふと、昨日から右足膝の違和感がましになっている。

2/19

お尻の真下からかかとの真ん中に通り道を作り、頭までつなげると、足がど真ん中から分かれる感じが出てきた。バレエで足が出やすくなる

2/20

歯医者に行き、口を大きく開けるのだけど、開けようと力むより、緩めて受け入れるほうが口が開くのを発見。治療しやすい環境をお互い作るといいと思う。

2/22

お尻から踵の重心の感じ方を意識して動くと、動きの悪いところ、邪魔をしているところが少し見える気がする。全体的には今日は体は中の下。

2/23

今日の仕事のハードさに体が追いつけない。右足内転筋あたりの固さが抜けない。疲れてくると右膝下からの動きも悪くなり、膝がまっすぐはまっていない感じに。少し前から足指をそらすのが苦手なんだと気がつく。

2/25

最近の忙しさでハードなのはリフト。かなり首もこるようになってきた。背中、胸が固まると呼吸も小さくなっているはずだと思う。出来るだけ力まないよう集中して効率の良い持ち上げ方をパートナー達と作り上げていかないといけない。

2/26

右足の違和感はあるが以前ほどのバランスのなさはましになっている。足裏が地面に良い感じで着いている。夜のコンテクラスのあとは上半身の動きが少し戻ったようだ。

2/27

朝のレッスンでジャンプ前の踏切で右足親指付け根が痛くなり、歩くのも少し違和感がある。右足親指から小指までのアーチが縮んで固くなっているような気がしたので、そこを広げるようにリリースすると、親指の可動がマシになって普通に歩ける。

2月全体の印象

施術を受けた後は呼吸がしやすくなったが、半ばから後半にかけて仕事がハードになってゆくにつれて、メンテナンスが追いつかず、色々と動きにくい箇所が増えてしまった。とくに女性を持ち上げ、飛ばすを繰り返すのが続くのが自分的にはきつい内容です。自分の体をチェックする際に、以前よりソフトに体を触るようになり、バレエのパドドゥでも最初のタッチを重要視するようになった。内観を頻繁にするようになり、体を細かく感じるようになってきた。呼吸が頭に入るような感じや、重心が改善された感覚は大切に覚えているようにして、意図的に意識して行うことも増えた。

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セッション2

2/28

今回は2回目。内容は足という事で、足を酷使するダンサーという職業と、もともと右足に動きの悪いところのある自分的には楽しみにしていた日です。この日の体の状態としては最近ハードな仕事内容になってきたせいか、背中と首が張って、首に関しては夜寝る時もストレッチしてからでないとかなり詰まる感じ。右腕全体の内旋の動きがわるい。右膝下からの脛骨腓骨、足指の動きにスッキリとしないものがある。この日も朝から踊ってから駆け込みできたので疲れている。

こんな感じのまあまあコンディションとしては悪い感じでした。立位での写真撮影と、歩く姿チェックの時は、前回よりも自分なりに良い感じはしたのだけど、ベストではない。ベッドに横になり、施術を受ける。今回もやはり先生との会話、体へのアクセスも非常にソフトで安心できるもの。すぐに半分寝て半分起きてるというような状態になりました。力を抜いて手や足を動かされるままにすると、自分でも気づいてなかった動きやすさ、動きにくさを観察できます。足も驚くほどソフトなタッチで、ほつれた糸を解いていくように、素直な動きの通り道を見つけ出してくれるのは驚きです。通った方の足と、まだ何もしていない足を持ち上げてもらうと、軽さが全然違いました。

施術後の体の感じです。体重が骨を通って踵に自然に落ちる。右膝下の違和感が本当にかなり改善。右腕も回しやすくなる。首と頭全体が軽くなる。骨盤からストンと体重が足裏に自然に乗る感じはとても気持ちがよく、歩くと足が前に大きく出て体の移動も素早くできるのは驚きでした。まだ体重が左寄りにかかる。これは骨盤、股関節の動きの左右差らしい。自分の体が改善、開発されていくのが楽しいです。

3/1

昨晩は良い意味で体が重たくゆったりとしていて、布団に沈み込むようにぐっすりと眠れた。体の変化は段階を経ていくので、今日も動きやすいところ、そうでないところが色々あります。体を動かす仕事をしているかぎり、より動きやすくを目標としているため、体のマイナス部分の改善に焦点が行きがちだ。より良くなった部分も発見していくこともとても大切な事だと気づいた。背骨から地面、地面から背骨の繋がりがスムーズに感じる。夕方、足首の曲げ伸ばしから始まるロルフィングエクササイズをゆっくりとしていくと、動きの繋がりが良くなる。足の問題は常に右膝下にあり、すぐに違和感が発生してしまうが、このエクササイズもこれから毎日取り入れていきます。

3/4

背骨が立って足が前にいく推進力がある。この事は2/28のセッションから毎日感じていることです。胸の動きも、たとえ固まっても戻りやすくなっているので、積極的に動かすようにしています。右足の膝に関しては十字靱帯が緩んでしまっているので、一時的に良くなってもなかなかベストを保てないのが現状です。今朝は歩くのが傍目には足を引きずっているような状態から始まりました。膝が噛み合っていないと痛みが出るせいです。しかし、セッションを受けた後や、色々な条件により、良くなる事があるというのは必ず理由があるので、日々「繋がる」ということを意識してレッスンやエクササイズをしています。

今日はたくさんストレッチやムービング、バレエレッスンなどしましたが、左右できるだけ均等に感じようとして動きました。右足にいたわりをもって動くのではなく、良い感じの左足のイメージを右足に移す感じです。今回のセッションで先生に言われた、膝の曲げ伸ばしのエクササイズでの「左右が整うように感じながら動くと自然に整う」これをヒントにしました。夕方はこれが成功し、今朝とは打って変わり不自由なく歩いている状態まで戻せました。

3/5

坐骨から踵までの繋がりを感じると同じ様に、例えばデヴェロッペドゥバンからロンドジャンプでデリエールするような動きの時、足は体幹に引き寄せて動かすのだけれども、どうしても力みが出る時に、上半身との連動を感じて、背骨の柔らかさを出すとスムーズに行くのが実感できた。力を抜く、入れる、というのは言葉で表現するほど単純なものではないが、無意識に、直感的に体現できるようにしていきたい。

3/6

レッスンの後に疲れを感じるとき、実は疲れ以上に動きが悪くなっているところがあり、(実感的には詰まっている様な感じ)体が運動をこばんでいるのではないかとふと思った。こんな時に無理矢理やる気を振り絞って動くと後のダメージが大きいのが40歳を越えてからの自分の常だ。この日は股関節まわりの動き、骨盤の前傾後傾も含めた立体的な動きをスムーズにする事でこの問題を解決できた。思いっきり気持ちよく体を動かす環境作りが大切。体の声を聞くということを20代から知っておけば良かった。

3/7

そういえば右足首、踵が内側にたおれたり、ハイアーチ気味だったりする症状はもうほとんどきにしなくていいようになっている

3/8

昨日が舞台本番だったので、体がバキバキになっていたが、色々動いてるうちに良い感じになってきた。以前より回復が早くなってきているような気がする

3/12

足裏で地面を押すから立ち上がれる。ことを意識してリフトをする。立位でひざの曲げ伸ばしのエクササイズで足裏と体幹が最短でつながる力の方向性を感じ、それを踊りで活かすようにしてみた。そうすると自然と持ち上げる瞬間の立ち位置が変化したように感じた。これからも多く試してみよう。

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セッション3

3/15

3回目になるこのセッションでは体の外側に対するアプローチを行うとの事でした。最初の立ち重心の位置は前回のセッション後を引き継いで、良い状態が続いています。ベッドに横になるとすぐにリラックスして半分寝て半分起きているような気持ちの良い感じになりました。肩甲骨の動きや、寛骨の動きなど、他動と自動を交えながらリリースされていく感じはとても心地よく、自分の関節はこういう風に動くのだとあらためて体感できました。腰方形筋を掴まれリリースされていくなど、初めての感覚も面白かったです。一通りリリースされた後の呼吸の入り方は、こんなに肋骨とはたわんで動くものなのだと思いました。感覚的には今回は動き、動かされが大きくなっていき、その動きがとても気持ちよく入ってくるという感じがしました。大転子まわりのリリースなどは毎日やってほしいくらいでした。右膝に関しても終わった後はすっきりとした通り具合があり、歩くのがスムーズでした。

3/19

右足のせいで気がついていなかったが、胸の動かし方がスムーズになっている。

3/20

靴の踵の外側の擦り減りがマシになっている。今回、3/14から右足の状態が悪くなっていき、3/19にMRIを撮りにいきました。右足の悪さは今に始まった事ではないのですが、ここまで歩行に困難を感じるのは初めてでしたので、現状を知っておこうという考えでした。後十字靭帯が半分ほど損傷して、半月板もだいぶ擦り減り炎症をおこしており、軟骨も傷ついていました。

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セッション4

4/11

膝の故障と足指捻挫をかかえたままのセッションとなりました。もっと良い状態でないのが申し訳ない感じでしたが、もうこれは仕方ないのだと観念。体と気持ちが固くなっていると、せっかくの発見ができないかもという不安もありました。ベッドに横になると、自分自身が安心したのか、かなり眠りに近い状態までリラックスできました。今回は内側の筋肉へのアプローチということでとても楽しみにしていました。今回もとても丁寧に一つ一つの筋肉へのアプローチがありました。聞きますと、筋肉と筋肉を分離させ、別々で働くようにしてくれているとの事。効率よく動かせるようになるイメージが湧いてきます。このロルフィングの施術の好きなところは、疲れも取れるという所です。毎日の忙しさなどから一歩離れて、休みながら修理してもらえる感覚があります。

施術のあとの体感です。

  • 股関節軽い
  • ひざなめらか
  • 骨盤と股関節の関係がスムーズというのが体感できる
  • 仙骨から背骨が立つ
  • 足裏で体重を感じる
  • 全身が協力している

膝は治ったわけではないですが、色んな箇所が協力しあってスムーズに動けるならば、痛みもかなり軽減されるのだと感じました。これからの動かし方、感じ方に活かしていけそうです。毎回終わったあとには、行って良かったと思える内容です。

4/12

何かがいいような気がする。動き始める体の予感というか。足が動きたがっている。このまま明日はさらに良くなっていくのか?全然わからない。自分の一部なんだけど、こちらとは別に意思をもっているような?

4/14

少しずつ、足が良くなってきています。少し動きすぎたかな?と思う次の日にもあまりダメージはなく、歩くのがだいぶ楽になってきました。

4/21

足の指の腫れがようやく引きました。まだ痛みはありますが、少しずつジャンプをするようにしています。

4/22

昨日あたりから回復の度合いが大きくなってきています。教えていただいた踵を押しての膝の曲げ伸ばし、踵を押して背骨と繋げるロールアップは毎日しています。今日の朝のリハーサルではジャンプを普通通りにしてみた。右足着地は膝の安定性がないが、踊った後のダメージが少なくなってきています。

4/23

痛みがほんとうにある動きと、ほんとうはそんなに痛くないかもしれないけど、痛い時の記憶で反射的に避けている動きがあります。少し前はなかなか実践できなかった、痛さを忘れてみる、という事を心がけて動いていくことにしていきます。良い方の左足の動きと同じ感じをイメージしていきたいです。

4/24

今日の舞台は楽屋入りと同時にリハーサルがスタート、そのまま本番という、アップの時間が与えられない厳しいものでした。足の不安はありますが、足だけで全ての運動をするわけではないので、背骨、肋骨、肩甲骨の動きを良くするように心がけました。ロルフィングで体のつながりを教えてもらい、また、繋がるように施術を受けているので、以前より楽に動けるようになっています。本番では、足を故障していることは誰も信じてくれないほど普通のパフォーマンスにまでもっていけたのがとても嬉しかったです。

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セッション5

お世話になっております。写真ありがとうございました。ビフォーアフター、やっぱり全然違いますね!返信遅くなりすみませんでした。緊急事態宣言で仕事の予定が大幅に変わり、明日のセッションの予定が危うくなっていましたが、何とか死守できました。明日も楽しみにしております。よろしくお願い致します

4/26

今日は第5回目となり、前回の内転筋から繋がりのある大腰筋、腸骨筋へのアプローチということです。一般的に腸腰筋と言われるこの筋肉達はなかなか自分で感じたりアプローチしにくい筋肉です。腕にちからこぶを作ってよといわれて上腕二頭筋を収縮させたりそれを見たりはできますが、大腰筋に力を入れてみて、と言われて、知識として足を屈曲すると縮むとわかっていても、見たり感じたりはしにくいです。どんなセッションかとても楽しみです。

いつも通り最初の穏やかな時間はほぼ眠りにちかい瞑想状態になりました。やはりここに来ると安心するのか気持ちが緩みまくります。そして色々な所の動きを確かめる段階で、右膝のかすかな強張りを見つけてくれて、その原因が左の背中のほうにあると即座にアプローチ後は膝の動きがスムーズになったのには感動でした。腸骨筋にテンションをかけてもらいながら、ほんの少しずつ足を動かしていきます。ほぼ触られたことのない筋肉なので不思議な感触があります。

大腰筋に関しては、腸を越えてアプローチしてもらいました。人生初の体験です。普段感じることのない筋肉ですが、触ってもらうと、故障しているほうの右足の筋肉が張っていて痛みがあるのがわかりました。徐々に緩んでくると痛みもなくなります。お腹から施術している手が離れたときの開放感は今まで経験したことがない感覚でした。緩んで伸びて、背骨と股関節からの流れがストレートに感じます。ベッドに寝ている感覚を表現すると、まな板に広げられたイカ、もしくはベッドに広がる布団そのものになった気分です。

そのままベッドから立ち上がります。2時間ほど寝ていたのに関わらず、体はスッキリとしてダルさのカケラもありません。立った感覚は今までのセッション以上にはっきりと真っ直ぐを感じました。というか、はじめてここまで真っ直ぐに通る体になりました。例えると、ベニヤ版に人の形を描いて切り抜いたくらいの真っ直ぐ感とペッタンコの薄さ感がありました。5回目のこのセッションは自分的には一番身体の変化を感動的なほど感じた回になりました。

4/27

呼吸も入りやすくなり、昨日はとてもよく眠れました。まだ昨日の芯から伸びている感覚が残っているので、レッスンするときの目標にもしていきたいです。

4/28

今日から本格的に動いていく予定。芯から伸びていければ足の負担も減るが、まだ自分でそこまで伸ばしていけない。でも意識していれば体は徐々に反応していくだろうと信じている。

5/1

リハーサルでの女性をリフトする時の、足から押して腕に繋げる感覚が良くなってきた気がする。足が徐々に良くなってきているからというのもあるが、意識をして足からお腹、腕へと、瞬間のタイミングでできるようになってきた。ロールアップやロールダウンでの踵から背骨の繋げかたのエクササイズは繋がりを感じるとてもよい気付きとなりました。

5/5

今日は久しぶりに飛んで回るといったテクニックを練習しました。感覚を失ってはいなかったので少し安心したのと、足へのダメージもある程度は耐えれるようになっていました。

5/9

昨日は1か月ぶりのコンテンポラリークラスに復活。続けて今日もフルで受講。上体の動きと下半身の連結が思ったよりスムーズでびっくりした。セッション後の体の伸びの感覚も体を動かしていきながらのほうが作っていきやすい感じがありました

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セッション6

5/10

今日は仙骨へのアプローチの日でした。体の外側、内側と続いて後ろ側へと来ました。はじめての朝の施術で、自分的には体の動きがまだぎこちない感じからのスタートです。ハムストリングあたりにアプローチをされると、膝が曲がり易くなったのを感じました。その事について尋ねると、曲がる側の筋肉を縮み易くアプローチしたとの事です。普段の感覚から考えると、曲がりにくいなら反対の筋肉をストレッチして伸ばそうと思うのですが、縮みにくくなっているから曲がりにくいという発想はありませんでした。

今日は「固有感覚受容器」なる物についても教えてもらいました。筋肉や筋膜、腱などにある反射感覚器みたいなもので、それに対してアプローチしているので、とてもソフトに触れるだけで体に変化が現れるそうです。(かなり要約しています)体というものはとても奥深いなあと改めて実感しました。施術後はスッキリと尾骶骨は地面に向き、踵の骨にしっかりと体重が乗っているのを感じます。

前回、今回は自分の体についてもう一度改めて見直す回になりました。

  1. 体の中から足が伸びる感じ
  2. 尾骶骨が地面を指し、仙骨から背骨が伸びる感じ

などです。今まで伸びていたと感じていた感覚より更に上の感覚があり、これからの体の使い方に取り入れていこうと思います

5/11~15

今週は体を特に動かす機会が多く、筋肉痛もかなりあったり、足の痛みを限界まで試すような事もしたりで、一日一日体の変化がありました。リフトもとても回数を多くしたので、途中腰も少しギクっときそうな場面もありましたが、治るのも早かったです。

5/18

だんだんとロルフィングの効果や、ハードワークが体に馴染んできた感じ。先週の、毎日体がバタバタしていた感じからかなり落ち着いてきました。何日か前から、人から「体がスッキリしましたね」などと言われる事が数回ありました

~5/29

今月はずっとお尻の骨を下への意識をしながらバレエのレッスンをしています。座るときも坐骨で座ると意識するだけより、尾骶骨の伸びていく感じをプラスすると、より坐骨で立つ感覚が出てきます。自分の体は結構伸びてきているほうだと思っていたのですが、実は腰は反り気味のときが多く、まだまだ伸びしろがあるのだとわかりました。いい感じで立てると、胸などの旋回運動もスムーズにいき、回るパフォーマンスが力まずにできることに気付きました。お腹の中もすっきりします。

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セッション7

5/29

今回は首に関するアプローチで、首の動きと密接な関係にある顎や舌の筋肉、鼻腔を通して蝶形骨へのタッチもするということで、口の中、鼻の中に指が入ります。やはり少し恥ずかしいのと、鼻に指を入れられた時にくしゃみとかしてしまわないか、など緊張もしていました。にも関わらず、今までで一番気持ちよく寝てしまった回になりました。

静かなタッチが続き、目を閉じているといつのまにかプー、ピー、と寝ている自分に気づきます。よく考えると、施術をしてくれている伊藤さんの前で爆睡するわ、鼻と口への侵入を許すわと、このロルフィングのテンシリーズは、なんと人間どうし近い距離でのセッションなんだと感じ入りました。深い信頼関係を作りながら、施術も深いところに入っていくというシステムには驚きます。

仰向けで首の動きを確かめてもらうと、動きの詰まっているところが感じられます。ある程度それをリリースしてもらい、最初は口から入ります。顎の動きを確かめてもらい口に近づくので、意外と気持ち的に恥ずかしくなかったです。口の中というのも触ってもらうと左右差があるもので、開きにくい部分や凝っている部分を感じます。一通り終わると顎がかなり軽く感じられました。次に鼻ですが、敏感にくすぐったかったりするのではと思っていたものの、案外こそばさも痛さもなく、ただ新鮮に、こんなにも指がはいるものなんだと驚きました。自分的には10センチくらい奥まで入ったのではと思う感覚でしたが、実際は小指の第二関節あたり、3センチくらいの所ということです。鼻腔の奥が広げられていくと、顔の真ん中あたりの通りが良くなってきてスッキリとします。ちょっと緊張しましたが、終わった後の首の楽に動くかんじが印象的なとても気持ちの良いセッションでした。

6/2

左足軸で右足を上げた状態のバランスが今までで一番良くなっていました。

6/5

日常的に口を大きくあけたりするのは大切だ。呼吸とともに蝶形骨も動くという前提で、息をするたびに鼻腔が広がり、骨が広がるイメージを持とう。旋回がうまくできると伸展屈曲はできる。毎回のセッションで教えていただいたことをもとに、自分の内観がより正確になっていくのを感じます。毎日運動の仕方や疲れ方が違うので、当然体も毎日いろんな所が良かったり悪かったりします。それに対して喜びすぎたり、怖がりすぎたりせず、ただ、こうありたいという芯のようなものもできてきた感じがあります。

6/10

右足に乗る感じがとても自然になってきました。普通の生活では何の支障も感じられないくらいです。

6/13

舞台本番当日。右膝の不具合以外はとても体の動きが良い。疲れにくい動き方が以前よりできている感じがします。背骨が立ってスムーズに回る感覚が掴めてきている実感があります。

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セッション8

6/14

これまでやってきた体をまとめる後半シリーズに入りました。今回は下半身がメインの回となりました。とはいえ内容的にはかなり上半身もさわってもらったので、全身の施術という感想です。今自分の体で問題がある場所、右足親指捻挫が完治していない。右膝に上手く軸を乗せれない。左腕の可動域が詰まる所がある。首の主に右旋回がしにくい。これらを言わないでも探り当ててゆく手腕は流石です。1回目から7回目までの集大成というべきか、最初はものすごくソフトなタッチから、後半は全身の繋がりと動きを確認しつつ一つずつネジを緩めていってくれるような、ある意味ダイナミックな施術でありました。

6/20

尾骨がちゃんと下に向くように整える事ができたときは、いらない力がなくなり、膝への負担も減ります。ただそれには尾骨だけでなく、胸郭の柔らかさや背骨のしなり、股関節の可動域も関係していて、やはりトータルで体を感じながら整えていかないといけない。なかなかショートカットは出来なく、自分でそこまで持っていくには1時間ほどかかります。

7/15

ずっと硬くなっていた後脛骨筋に血が通っている感じがします。朝からずっと、特に座ってじっとしているときに感じます。足裏アーチの柔軟性が少し戻りつつあるのだろうか。

7/17

舞台にて。今の自分の足の状態では負荷の大きい演目をこなした為、左足の膝に水がたまり、かなりパンパンに。

7/19

左右の膝が共に深刻な状況な中、リハーサルは休めない。そんな中で、真ん中に通る芯を少し掴みつつある。そこは「居心地の良い場所」という表現がぴったりなところ。少しビックリしている

7/23

地面に立つとき、無意識に親指に力みが入ってないか?踵から足指に抜けていく流れを力みは止めてしまう。その結果アーチが固まってしまうような感覚を感じました。まだまだ力みは抜けるはず。できたと思ったらそこで終わってしまう。

8/11

骨で動いてる感じ。骨の動きを筋肉が邪魔しない。骨はそれだけでは動けない。お互いが必要な分だけを協力して動く。筋肉の力みを抜くという意識というより、もともとの骨の動きを感じる事というか、実は体はすでに知っているはずの動きなのでは?骨と筋肉は元来力学的にも効率よく動く仕組みを備えている。それを知識的に知っているから使えるとか、知らないから使いにくいとかはないはずだ。素晴らしいダンサー達の動きをよく観察していると、骨と筋肉が滑らかに動いているのがわかる。とても上手なダンサーなのに、何かが惜しいなと思ってよく見ると、形を(バレエの型)維持する時に固めてしまっている瞬間がある事に気づきます。型は守らないといけないし、型を作る事から練習は始まりますが、最終的には型が動きを助けるような使い方をできるようにしていきたい。

8/16

舞台が続くと、終わった時に疲れすぎていて気が抜ける。気が抜けると一気に右膝の状態が悪化します。今のところ右膝は完治していないので、芯をつくような動きから外れるとかなり痛みます。気持ちと体は繋がっているのか、気が抜けると簡単な動き(歩くなど)の精度もかなり落ちているのだろう。

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セッション9

8/20

セッションもいよいよ9回目となりました。今回は最終調整上半身メインの施術です。前回のセッションから2ヶ月ぶりになります。右足の状態は日々変わるのですが、全体的には上向き回復している気がします。考えてみると、2ヶ月の間に10本ほどの舞台を終える事ができているので、足に関しては現状維持ができているだけでも不思議なくらいです。

一度舞台3日前に左膝にも水がぱんぱんに溜まり、もうこれまでかと思ったのですが、膝にねじれを入れない曲げ伸ばしの動き(いつもセッションの最初にする動きです)を体に覚えこませることにより、2日間で完治できました。体を酷使しながら故障部位が悪くならないのはありがたいです。

そのような状態で今回始まったのですが、自分としてはセッション始まって以来最大に寛いでしまいました。これだけベッドに深く体を委ねていくのはほんとにいつぶりでしょうか。きっと体と心が休めていなかったのだと思います。ただ布団に寝るだけではこの休息はありえません。半分は意識があるのですが、半分は水の中を漂っているような深いリラックスです。施術はただ触れられているだけに感じる事もあれば、ゆっくり手の圧がかかっているように思う時もあります。特に何かされたような感じはないのに、動きに左右差があるような所などは可動域が整っていくのが不思議でした。

終わった後の地面にすっくと立った感じ、歩く時の足の前を出る感じはとてもスムーズです。今回は身も心も充分に休ませていただきました。明日からの活力につながる貴重な時間となりました。

8/28

久しぶりに大きなジャンプでの着地で痛みがでませんでした。以前までは無理して足を動かすと、足の状態が悪くなりましたが、最近は逆に動かしていくほうが刺激により、治る速度が上がっているように思います。

9/6

右足アーチが柔らかくなってきました。朝起きたときの足裏の硬さによる痛みがなくなってきました。足全体の感じは平行線から脱して昇り調子になってきています。

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セッション10

9/8

最終セッションでした。今回は体全体をまとめるという内容です。ここ1週間ほど、徐々に足の状態が良くなってきているので、右足に筋肉痛が起こっていました。以前と足を使う感覚は同じなのに筋肉痛が起こるというのは、使うスイッチが変化しているかもしれないと伊藤さんは仰ってくれました。確かに重心の位置や足の動かし方はこの半年間、色々なインスピレーションをもらっていたので、知らない間にスイッチが変わっていても頷けます。まだこれから様子を見ていかないとはいけませんが、経過が楽しみです。セッション前に、自分の本業でのキューイングの仕方にも良きアドバイスを頂き、感謝しています。

今回は午前中に始まったのですが、やっぱりすぐにうつらうつらとしていきますね。さっき起きたばかりなのに、と、思っていたのですが、この夢うつつの状態は、「寝る」とは少し質の違うものだと今日思いました。「深くリラックスしている」というのがしっくりきます。普段の眠りとは到達点が違うところで安らいでいたんです。セッションは非常に細かく、非常にソフトで心地よいでした。どういう理屈で何をされているのかは僕などがわからない次元のものなのですが、自分の体がとても丁寧に注意深く扱われているのがわかります。

終了後は、セッション前には気になっていた背中の張りや首の動かし辛さなども消え、歩くと少し弾むような感覚さえありました。10回目終わって、気持ちと体の一つのゴールに到達したと感じられる回となりました。仕上げに貴重なエクササイズも教えてもらい、さらにこれからの発見が楽しみになりました。長期間僕の体にお付き合いいただき感謝しかありません。そしてこれからもよろしくお願い致します。

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この記事を書いた人

日本語と英語を操るバイリンガルロルファー。東京出身ではありますが、神戸の風土と文化、そして人の雰囲気に親しみを感じ、2016年に移住してきました。六甲山を始めとした山々と海の自然に囲まれ、お洒落なお店が立ち並ぶ神戸三宮での日常を楽しんでいます。

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